墓石イラスト彫刻の歴史
始まりは、ワンポイントのイラスト彫刻から
今から十数年前(現在2010年)彫刻技術の格段の向上により大手石材店がその火付け役となり墓石に「イラスト」を彫刻することを始めました。最初はワンポイントの花イラスト彫刻だったようです。当時、その流れを現場で見ていた弊社「有限会社たまきや」の創業者でもある代表取締役の野間は「すごい技術革新だ。」と彫刻技術の向上に感動したそうです。そして「もっと完成度の高い美しい彫刻を墓石に刻むにはどうしたらいいか?」と真剣に考え、更に質の高いものをお客様に提供したいと思ったそうです。
現場の彫刻職人と試行錯誤
彫刻手法を次々に試し彫りした日々
新しい彫刻技術に刺激を受けた弊社野間も当然ながらイラスト彫刻に挑みます。しかしながら「確かにイラストは彫れるが、どこか線がぎこちない。」とイラスト彫刻の出来上がりに最初は納得できないという状況が続いたそうです。
「一体どうやったら完成度の高い美しい彫刻ができるのだろうか。」と野間の試行錯誤は続きました。彫刻職人と二人三脚でさまざまな彫刻手法を試し彫りしたそうです。最初の頃は試しては、ダメ。試しては、ダメ。の連続だったそうです。
職人の技巧を踏まえた彫刻指示書=手描きイラスト
野間は職人に「どのような技法を用いて彫刻をしているのか。」と、こと細かくヒアリングしたそうです。そして彫刻手法の違いによって「どのような線の太さやアウトラインが職人の技術を最大限に発揮できるか。」というところに着目しました。結果、職人の技巧を考慮した「手描きのイラスト」が職人への細かい彫刻指示書となり、完成度の高い彫刻が出来るようになったといいます。
手間暇を惜しまない「たまきやイズム」
そんな野間の試行錯誤が「美術建築 石のたまきや」といわれる所以(ゆえん)にもなっています。手描きのオリジナルイラストの制作には当然、手間暇がかかります。それでも石のたまきやが、手間=「労力」と暇=「時間」をかける理由。それは「世界でたった一つしかないお客様だけのお墓」を作るという希少性を重んじているからです。その「たまきやイズム」をたまきや社員も脈々と受け継いでいます。
お客様に愛される石材店をめざして
たまきや創業者の野間が試行錯誤して身に付けた彫刻ノウハウは、完成度の高い美しい墓づくりに生かされています。地元にあります「新座市営墓地」では、建墓されたお客様から大変喜ばれ、手堅い石屋として地元でも愛され続けています。これからもお客様に愛される石材店を目指して、お客様からの信頼を誇りに社員一同お墓づくりのお手伝いに努力精進してまいります。